大河津分水路は通水以来、幾多の洪水を日本海へと流し、信濃川下流域の洪水を最小限にするとともに、可動堰・洗堰による適正な分派によって利水機能が確保され、越後平野の発展の礎となってきました。
しかし、上流に比べ河口部の川幅が狭く流下能力不足、河床安定性の低下や施設老朽化等さまざまな課題があります。
そこで平成27年度より、抜本的対策として河口部の拡幅や第二床固の改築等の分水路改修に着手し、令和14年度を目処に完了させる予定です。
本工事は、大河津分水路の河口部拡幅に伴う左岸山地部の掘削、掘削法面保護、掘削土砂の運搬及び、工事用道路を築造する工事です。